こんにちは、歯科医師の桜井恵です。
突然ですが、皆さんは、歯にまつわる「都市伝説」を耳にしたことはありますか?
「甘いものを食べると必ず虫歯になる」、「歯医者で歯を削ると歯が弱くなる」といった話から、「親知らずは必ず抜かなければいけない」、「歯磨き粉はたくさんつけた方が効果的」など、ちょっとした疑問まで、本当に様々な話が存在しますよね。
情報が溢れている現代、特にインターネット上では、こういった真偽不明な情報が数多く見受けられます。
こういった内容を無批判に信じてしまうことには、すこしリスクがあります。
というのも、これらの情報の真偽について、科学的な根拠に基づいた検証がなされていないケースが非常に多くみられるからです。
医学的根拠に基づかない間違った行動によって、ご自身の健康を損なってしまう危険性すら存在します。
そこで、このブログでは、数ある「歯の都市伝説」の中から、特に皆さんが気になっているであろうトピックを厳選し、歯科医師の視点から、科学的根拠に基づいて徹底検証していきたいと思います。
きっと、皆さんの「歯の常識」が変わるきっかけになるはずです!
- 従来比20%の軽量化
- バッテリーの稼働時間延長
- カラーバリエーションの大幅増
歯の都市伝説、あなたはいくつ知ってる?
さて、先述のように「歯の都市伝説」は数多く存在しますが、皆さんはいくつご存じでしょうか?
まずは、よく耳にする都市伝説をいくつか挙げてみましょう。
- 「歯医者で削ると歯が弱くなる」は本当?
- 歯磨き粉はたくさんつけた方が効果的?
- 親知らずは必ず抜かなければいけないの?
「歯医者で削ると歯が弱くなる」は本当?
これは多くの方が抱く不安の一つではないでしょうか?
「歯医者さんで治療をすると、歯を削られてしまうから、かえって歯が弱くなるのでは?」という疑問ですね。
たしかに、歯を削るということは、歯の体積が減るということですから、一見すると強度が落ちるように感じられるかもしれません。
しかし、歯科医師は必要最小限の範囲で、虫歯に侵された部分だけを慎重に削り取ります。
歯磨き粉はたくさんつけた方が効果的?
「歯磨き粉は、たくさんつけた方が、洗浄効果が高くて良い」という話を耳にしたことがある方も多いでしょう。
CMなどでも、歯ブラシ全体にたっぷりと歯磨き粉をつけているシーンがよく流れていますよね。
しかし、実はこれは必ずしも正しいとは言えません。
適切な使用量は、製品によって異なります。
親知らずは必ず抜かなければいけないの?
「親知らずは、生えてきたら必ず抜かなければいけない」という話も、よく聞く都市伝説の一つです。
特に、親知らずが痛み出した経験のある方は、この話を信じているかもしれません。
しかし、必ずしもすべての親知らずを抜かなければいけないわけではありません。
質問 | 回答 |
---|---|
返金は可能ですか? | 商品到着後7日以内であれば、開封済みでもご返金可能です。 |
オンライン対応は? | ZoomやSkypeでのサポートセッションもご利用いただけます。 |
都市伝説を徹底検証!真実はどっち?
それでは、先ほど挙げた都市伝説について、一つずつ詳しく検証していきましょう。
検証1:歯磨き後にうがいをしすぎると歯に悪い?
「歯磨きの後、口の中を水で何度もすすぐと、歯に良い成分まで洗い流してしまうので良くない」という話を聞いたことはありませんか?
これについては、部分的に正しいと言えます。
近年の研究では、歯磨き後の過度なうがいは、フッ素の効果を弱めてしまう可能性が指摘されています。
うがいのしすぎが及ぼす影響
- フッ素が洗い流されてしまう
- 虫歯予防効果が低下する可能性
- 知覚過敏のリスク上昇
推奨するうがい方法
→少量の水で1回だけ、軽くゆすぐ。
→フッ素を口の中に長くとどめる意識を。
検証2:歯の詰め物は何年かに一度は交換すべき?
「歯の詰め物は、何年かに一度、定期的に交換した方が良い」という話も、よくある都市伝説の一つです。
特に、銀歯などの金属の詰め物をしている方は、この話が気になっているかもしれません。
- 詰め物の寿命には個人差がある
- 劣化や不具合がなければ交換不要
- 定期検診で状態をチェックしてもらう
結論から言うと、これは必ずしも正しくありません。
検証3:歯を強くするには硬いものを食べるのが良い?
「歯を丈夫にするためには、硬いものをよく噛んで食べた方が良い」という話も、昔からよく言われていることですよね。
これはある意味では正しいのですが、注意も必要です。
◆適度な硬さのものをよく噛むのはOK。
◆歯がすり減るほど硬いものはNG。
◆顎関節症のリスクにも注意が必要。
実践!今日からできる正しいオーラルケア
ここまで、歯にまつわる都市伝説の真偽について検証してきました。
ここからは、実際に皆さんが今日から実践できる、正しいオーラルケアの方法についてお話ししたいと思います。
歯科医が教える!正しい歯磨きの方法
まずは、基本中の基本である「正しい歯磨きの方法」についてです。
皆さんは、普段どのように歯を磨いていますか?
もしかしたら、自己流の磨き方で、きちんと磨けていないかもしれません。
- 歯ブラシの毛先を歯と歯茎の境目に45度の角度で当てる。
- 小刻みに振動させるように、1本ずつ丁寧に磨く。
- 前歯の裏側は、歯ブラシを縦にして、かき出すように磨く。
フロスや歯間ブラシ、効果的な使い分け
歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れを完全に落とすことはできません。
そこで重要になるのが、デンタルフロスや歯間ブラシの使用です。
デンタルフロス
- 主に歯と歯の間が狭い部分に使用。
- 糸状のフロスを歯間に通し、上下に動かして汚れを除去。
歯間ブラシ
→歯と歯の間が広い部分に使用。
→ブラシを歯間に挿入し、前後に動かして汚れを除去。
- 主に歯と歯の間が狭い部分に使用。
- 糸状のフロスを歯間に通し、上下に動かして汚れを除去。
定期検診の重要性とプロのクリーニング
どんなに丁寧に歯磨きをしていても、磨き残しは必ず出てきます。
また、歯石は歯磨きでは取り除くことができません。
そこで重要なのが、歯科医院での定期検診とプロによるクリーニングです。
プラン名 | 価格 | 特徴 |
---|---|---|
スタンダード | 10,000円/月 | ベーシックな機能を網羅 |
プレミアム | 15,000円/月 | カスタマイズやサポートが充実 |
定期検診を受けるメリット
- 虫歯や歯周病の早期発見・早期治療
- 自分では気づきにくい口腔内の変化をチェック
- 正しいブラッシング指導で磨き残しを減らせる
プロのクリーニングのメリット
→歯磨きでは取れない歯石や着色を除去。
→虫歯や歯周病の予防効果。
→口臭予防にも効果的。
定期検診は、3ヶ月から半年に1回程度受けるのが理想的です。
まとめ
さて、今回は「歯にまつわる都市伝説」をテーマに、様々な情報をお届けしました。
皆さんがお聞きになったことのある話は、ありましたでしょうか?
「情報は、正しく理解し、活用することが大切です。特に、健康に関することは、専門家の意見を参考に、慎重に判断する必要があります。」
これは、歯科医療に限らず、あらゆる分野において言えることです。
都市伝説に惑わされない!正しい知識で歯を守ろう
インターネットで簡単に情報が得られる現代だからこそ、その情報の真偽を見極める力が重要です。
今回ご紹介した内容を参考に、ぜひ正しい知識を身につけて、ご自身の歯の健康を守ってください。
桜井歯科クリニック院長からのメッセージ
私は、歯科医師として、地域の皆様のオーラルヘルス向上に貢献したいという思いで、日々診療にあたっています。
このブログが、皆様の歯の健康を守るための一助となれば幸いです。
歯に関するお悩みやご相談があれば、いつでもお気軽に当院までご連絡ください。
あなたの歯の健康を生涯サポート
歯は、一生使う大切な体の一部です。
そして、オーラルヘルスは、全身の健康にも大きく影響します。
当院では、皆様が生涯にわたって健康な歯を維持できるよう、全力でサポートいたします。
一緒に、健康な歯を守っていきましょう!
以上、桜井恵がお届けしました。